出典:EPGの番組情報

NHK地域局発 ナビゲーション▽化石が教えてくれたこと~密着師崎層群発掘調査~[字]

世界有数の化石の産地、愛知県「師崎層群」で、大規模発掘調査が行われた。1800万年前のサバなど深海の古生物を探す研究者たち。化石が投げかけるメッセージとは?

番組内容
この秋、世界有数の化石の産地、愛知県南知多町の「師崎層群」で、40年ぶりの大規模発掘調査がおこなわれた。一心不乱にハンマーで石をたたき割る、全国各地から集まった研究者や愛好家たち。狙うのは1800万年前のウニやヒトデ、サバやイワシなど深海の古生物だ。4日に渡る発掘調査に密着。見えてきた「古代の深海」の姿とは?化石が現代を生きる私たちに投げかけるメッセージを読み解く。

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  17. 発見
  18. ヒトデ
  19. 海底
  20. 期待

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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エンスカイ(ENSKY)

慎重に検討して自分なりの
買い時というのを

こちらは 愛知県南知多町の海です。

今日は とても過ごしやすくて
波も穏やかですね。

しかし 私の気持ちは
決して穏やかではありません。

その理由は…

この地層があるからなんです!

<今夜のテーマは この地層に眠る化石>

<実は ここ
知多半島南部に広がる師崎層群は

太古の深海生物の化石の産地として
今 大きな注目を集めているんです>

おお やってる やってる。

駄目だ。

<この日 行われていたのは
地元の人に向けた化石発掘の体験会>

おお 割れた。

<世界でも ここでしか見つからない

1, 800万年前の
深海生物の化石が発掘される師崎層群>

<海外の古生物学の教科書に載るなど

学術的にも 高く評価されています>

見つけるぞ 魚。

<私も チャレンジさせてもらいました>

何か これは…。
ああ!

こういう感じですね。
こういう感じ。 ええ。

これ 早速 出てきましたね。
出てきた? ええ。

これが ウニの化石なんです。

ウニの化石なんですか? これ。 ええ。
なんと!

<今日は 先月 師崎層群で行われた

大規模発掘調査の4日間に密着>

<化石は 現代に生きる私たちに
何を教えてくれるのでしょうか?>

発掘調査当日。

自身の営む歯科医院を休みにし
現場に向かったのは

名古屋市の蜂矢喜一郎さん。

60年以上 趣味で化石を追い続け

アマチュアの
化石愛好家団体の会長を務めています。

おはよう。

蜂矢さんは
今回の発掘調査の発起人の一人です。

(拍手)

調査には 地元の愛好家に加え

全国から 動物 植物 地層など
さまざまな分野の研究者ら

およそ30人が参加しました。

今回 発掘調査を行うのは 山あいの崖。

まずは 重機を使って崖を崩していきます。

(歓声)
あそこね あそこ。 よし 分かった。

人力では掘り出すことが難しい
大きな岩まで採掘。

重機を使っての大規模な発掘調査は
国内でも数少ないといいます。

さあ かかれ。 (笑い声)
早い 早い。

早い。 ほら 見て。 あれ 見て。

削り出した岩をハンマーで細かく砕き
化石を探します。

さっきのおいしいとこ どこ行った?
いや 分かんないんですよね。 それがね。

みんな キャ~ キャ~ 言ってた割には
どこに落ちたかは覚えてないという。

調査を開始して1時間。

おお すばらしい これ!

おっ いいじゃないですか。

あっ 本当だ。
ニボシが2匹。

見つかったのは 2匹の小さな魚の化石。

更に 深海に生息していた
ヒトデやウニなどが

次々と発見されていきます。

ここで初めて化石が見つかったのは
40年前。

農地造成のため 切り崩した山から
大量の化石が偶然出土したのです。

見つかった化石は
当初 それほど注目を集めませんでした。

しかし その後の研究の進展により

1, 800万年前の
深海生物の化石であることが判明。

当時ほとんど知られていなかった
太古の深海の姿を解き明かす

貴重な化石として
価値が見直されたのです。

なぜ 師崎層群で
深海の生物の化石が見つかるのか。

実は この場所
かつては深い海の底にありました。

1, 800万年前 海底の地滑りによって
土砂が一気に流れ込み

生物たちが生き埋めにされます。

その後 長い時間をかけて

海底が隆起し 化石を含んだ地層が
陸上に現れたのです。

更に 大きな発見がありました。

狙ったとこ… ああ 魚だ!

本当だ。
魚っぽい魚だ。

ああ 魚だ 魚。

見つかったのは
ハダカイワシと呼ばれる魚です。

現代の深海にも生息する この魚

近年 研究者の間で注目を集めています。

深海を生き抜くため

自ら光を放つ 発光器と呼ばれる器官を
持っていることが分かったためです。

発光器が 中身の構造まで
はっきりと残った化石は

ほかの場所では見つかっていません。

1, 800万年前のハダカイワシも 今と同様に
光を放つ器官を持っていたことが

世界で初めて
証明される可能性が出てきたのです。

ふだんは 歯科医として
自身のクリニックで働く蜂矢さん。

仕事で培った技術が生かされるのが

化石のクリーニング作業。

余分な石を削り取り 化石本来の美しさを
浮かび上がらせていきます。

今 仕上げているのが
深海魚 トカゲギスです。

美しいフォルムが 1, 800万年の時を経て
再び よみがえります。

岐阜県出身の蜂矢さん。

小学生の頃 地元の山で化石と出会い

その美しさに心を奪われます。

休みが出来れば 化石採取に没頭。

結婚してからも 化石への愛が
冷めることはなかったといいます。

まさに麻薬だったよ。
麻薬と言っちゃいかんけども…

全国から集まった研究者たちは

師崎の化石が 何を教えてくれるのか

大きな期待を抱いていました。

海洋古生物が専門で

深海に住む生き物を中心に
研究しています。

大路さんが
今回の調査に期待する背景には

40年前の ある大きな発見がありました。

当時の調査で見つかった
ドラスターと呼ばれる ヒトデの化石です。

こちらの方の 割とほっそりした方が
ドラスターの標本です。

で ラベルには この時に新種でしたので

新種を記載して保存しております。

ドラスターは 現在
大西洋と南米沖にしか生息していません。

しかし 師崎での発見により

1, 800万年前までは 太平洋でも
広く分布していたことが判明したのです。

その後
なぜ ドラスターは姿を消したのか。

大陸が プレートの影響で 徐々に移動し

海底の環境が変わり
生態系が変化したためだと

大路さんは考えています。

大路教授は 化石から生物がたどってきた
歴史を知ることは

現代の私たちにとっても
大きな学びになるといいます。

今回の発掘調査には

地元の高校生たち
およそ30人も参加しました。

こういうとことか こういうとこを割ると
割れます。

真ん中 たたいても なかなか…。
なかなか割れないから 端っこをね。

そうそうそう。
そうそう そうそう。

これ すごいよね。
これ めっちゃ きれいだよね。

参加者の一人 清 一凜さん。

地元の高校2年生です。

ここ ちょっと要らないから
ここ 削ってほしいんだ きれいに。

将来の夢は 古生物学者。

高校では 自然科学部に所属し
化石班を自ら立ち上げました。

5歳の時から恐竜が大好き。

次第に化石にも
興味を持つようになったという清さん。

小学生の頃 人とのコミュニケーションが
苦手だった清さんの

心の支えになったのが 化石でした。

スケールの大きな地球の歴史に
思いをはせる時間は

つらいことを
忘れさせてくれたといいます。

これは ちょっと試作品というか…。

今 清さんたちは

師崎層群を紹介するパンフレットを
自分たちで作っています。

まだ知名度の高くない師崎層群

そして 化石の魅力を
伝えていきたいと考えています。

この発掘調査の火付け役
歯科医の蜂矢さんです。

どうしても 自分の手で
掘り出したい化石がありました。

サバです。

40年前の調査で見つかった
そのままの姿のサバ。

もう一度 出会いたいと
願い続けてきました。

この日 崖の中腹に登り
重点的に発掘を行います。

これと同じの ある?

あるから 取ってきて 俺の。

バールでやらん方がええ。

ああ。 ああ。
サバ。 ああ サバ。

ああ サバ。 超サバ。

分かりますかね? ここ。

見つかったのは
サバの背骨と あばら。

この近くに サバが埋まっているのではと
期待が高まります。

蜂矢さん 大きな手がかりを見つけました。

石の表面の黒い塊。

炭です。

この炭は
化石が出来る時に発生した地滑りで

土砂と共に流れてきました。

水の流れの中では 大きさと比重によって
行き着く場所が決まるため

大きい炭は 大きな魚の近くにあることが
多いといいます。

長時間 もうやってますね。

≪お~い 蜂矢さん! えっ?
もう時間。

しかし…。

どうする?

(ブザー)

やっぱ これぐらいのが出てくる…。

そして 翌日。

蜂矢さんが発掘する最終日です。

作戦としてはね
ここ 全部落としてね

こっちから入れて
これを落とさんと無理。

だから そう考えると
まだ こんだけ落とさないと無理。

黒い塊を手がかりに
このポイントで勝負をかけます。

焦って近くからやると 壊れちゃう。

作業を始めて1時間。

ああ 割れたな 上が でも…。
ちょっと待って。

一瞬 長話させて。 駄目だ 今!
駄目?

マジか。
マジだ。

これで いくか。 うん それ。
だから これを…。

起こしてみれば?
うん。 見とって。

よし。

いい?

炭! 立派だ!
うそだ!

ああ これは 立派な炭だ! 駄目だ!
外れ~!

サバじゃなかった。
大外れ!

おい バールいいぞ 持ってけ。

大きな炭。 くっそ~。
大外れ。

大笑い。 (笑い声)

うわ! すごい 炭!
炭!

あら~。
あら~。

サバが炭に化けた。
こういうこともある。

おかしいな~。

結局 サバは見つかりませんでした。

だって それ 炭出てねえじゃん。

これだぜ。
うん そこ もう何にもない。

あの… 魚っていうかさ…。

ああ ショック。 ごめんね。

どうも 今日は ありがとうございました。

はい どうもお疲れさまでした。
(拍手)

4日間の発掘で見つかった化石は

ウニやヒトデを中心に
150個以上に上りました。

専門家たちが それぞれ化石を持ち帰り

数年掛かりで研究していくといいます。

多くの人を引き付ける化石。

その魅力とは 一体 何なのでしょうか?

Source: https://dnptxt.com/

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