出典:EPGの番組情報

理想的本箱 君だけのブックガイド「同性を好きになった時に読む本」[字]

「同性を好きになった時に読む本」。“同性を好きになった家族を受け入れてゆく日常”を描く漫画、“ひとりではなく連帯しよう”と呼びかけるスピーチ本など、3冊を選書。

番組内容
悩み多き10代の漠然とした不安や悩み、好奇心に答える一冊を、世界の数え切れない本の中から見つけるプライベート・ライブラリー。今回の選書テーマは「同性を好きになった時に読む本」。1冊目は“同性を好きになった家族を日常の積み重ねの中で受け入れてゆく”漫画。2冊目は“ひとりではなく連帯しよう”と励ますスピーチ。3冊目は“カミングアウトしようとしている人、された人、両方に読んでほしい”ノンフィクション。
出演者
【出演】吉岡里帆,太田緑ロランス,幅允孝,平埜生成,原日出子,佐藤隆太,把瑠都凱斗,小林喜日,【語り】大鷹明良

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – 文学・文芸
趣味/教育 – 中学生・高校生
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化

テキストマイニング結果

ワードクラウド

キーワード出現数ベスト20

  1. マイク
  2. ゲイ
  3. 本当
  4. カミングアウト
  5. 自分
  6. 出会
  7. 人生
  8. 弥一
  9. 一冊
  10. 気持
  11. 紹介
  12. 映像
  13. 夏菜
  14. 家族
  15. 作品
  16. 実際
  17. 拍手
  18. 物語
  19. 変化
  20. 勇気

解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)

NHK
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♬~

<人生で最も悩み多き季節を生きる
君たちへ。

「今 君たちが切実に知りたいことは
何だろう?」と

頼まれもしないのに考えている
心優しき人たちがいる。

本当に知りたいこと
人生を変えるヒント…。

それが隠されている一冊に出会うのは
なかなかに難しい。

だが 君たちの悩みに答える本を

オーダーメードで選んでくれる人間が
いたら どうだろう?

「まさに理想的」とは言えないか?

人と本の幸福な出会いを仲介する彼らが

今日も 君の人生を変えるかもしれない
一冊を選ぶ>

プライベート・ライブラリー
理想本箱へ ようこそ。

主宰の吉岡里帆です。

司書を務めます 太田 緑 ロランスです。

選書を担当します
ブックディレクターの幅 允孝です。

悩み多き若者たちに出会ってほしい一冊を
プレゼンテーションする

この「理想本箱」。

皆さんから寄せられた悩みに
答えてくれる

そんな3冊をセレクトして
紹介していきます。

手に取って頂くかどうかは
あなた方次第です。

ということで 各地の図書館に
掲示させて頂いたQRコードから

アンケートを実施しました。

今 抱えている悩みや不安 疑問など
番組にさまざまな声が寄せられています。

皆さんとも相談の上…

…と決まりました。

なるべく多様で かつ寛容な視点が
得られるような本を

選んでみたいなというふうに思って
今回3冊持ってきました。

では 頂いた投稿を
1つ ご紹介させて頂きます。

最近はね LGBTQに関する
社会の理解だったりは

深まってきていると
いわれてはいるのですけれど

ご本人たちにとっては
まだまだ高い壁といいますか。

特に この問題は 世代によっても
受け取り方が全然違うというか

持っている知識も全然違うところが
あると思うんですけれども

自分がそういう感情を抱いた時に

自分のことを異常なのではないか
ですとか

答えが欲しい時に
それが得られないという状況は

すごくつらいことなのではないかなと
想像しますけど。

カミングアウトする方も
もちろん そうですけど

受け止める方の
気持ちの持ち方だったりですとか。

やっぱり ちゃんと知っておかなければ
いけないテーマかなと思いますね。

そうですね。 時代の移り変わりによって
こう 問題も変化していき

意識も変化していってる中で

じゃあ どういうようなことが
本でできるのかっていうのを

ちょっと考えなきゃいけない。

幅さん 1冊目をよろしくお願いします。

同性を好きになった家族と
そのパートナーを

どういうふうに受け入れていくのかという
物語をマンガ化した作品なんです。

マンガなんですね。

こちらの「弟の夫」という作品ですね。
マンガだと手に取りやすそうですよね。

「弟の夫」を書いている
田亀源五郎さんという方

実はご自身もゲイであることを
公表していらっしゃって

ゲイカルチャーの世界でも

とてもよく知られている方
なんですけれど。

田亀さんご自身がですね

ゲイ・エロティック・アーティストと
自称されているようにですね

割とハードな作品が多い方なんです。

この「弟の夫」は

第19回 文化庁メディア芸術祭
マンガ部門 優秀賞

そして 第47回 日本漫画家協会賞
優秀賞なども受賞されています。

じゃあ ちょっとだけ
アウトラインをご紹介いたしますと…

はい こちらです。

主人公はですね アラフォーとおぼしき

弥一という こちらの男性です。

妻と離婚して 小学生の夏菜と一緒に

2人暮らしをしているんですね。

そこに突然 マイク・フラナガンという
巨漢のカナダ人の男性が訪ねてきます。

実は このマイクは

弥一の双子の弟 涼二の
配偶者なんですね。

つまり 弟の夫なんです。

なるほど。
なかなか複雑といいますか

面白い家族構成になりそうですね
この共同生活が。

実は 弥一の弟の涼二はですね
もう亡くなってしまっている。

だから
それぞれの記憶の中でしか登場せず

シンプルに
実は マイクと弥一と夏菜の3人の

ひとつ屋根の下の生活ですね。

で マイクはですね
夏菜のお気に入りになって

夏菜に頼まれた弥一は
しぶしぶなんですけれども

マイクを同居させることになります。

そして 奇妙な3人の共同生活が
始まるという。

幅さんから見て この本は
ひと言で言うと どんな本ですか?

実は 家族を失い
また新しい家族になっていく物語

というふうに
言えると思うんですけれど。

せっかく
NHKでドラマ化されてることですし

ちょっと見てみましょうか。
映像の帯ですね。

マイクが弥一親子と暮らし始めて
しばらくたった頃

マイクがゲイだという
うわさを聞きつけて

ある中学生が訪ねてきます。

あの…。

マイクさん いますか?

私に 何か御用ですか?

(一哉の泣き声)

落ち着いた?

はい…。

一哉君は 私と同じです。

それじゃあ…。

ゲイなんです 僕。

初めてなんです

ゲイって 打ち明けるの。

(泣き声)

だから すごく怖くて…。

ダイジョウブだよ。 もう泣かないで。

悩んでたんだね。
まだ中学生なのに ずっと。

はい。 たくさん悩んでいたと思います。

パパやママに言えなくて。

マイクも たくさん悩んだ?

子どもの頃は とても。

私のパパとママはリベラルでしたけど…

カミングアウトは 勇気いりました。

さっきの一哉君と同じです。

怖くて 泣きそうで…

でも 私のパパとママは
受け入れてくれました。

そっか よかった。

しかし ゲイというだけで…

親から家を追い出されたり
学校で いじめられたり…。

日本でも そういうことありますか?

よく知らない。 どうなのかな?

マイクが打ち明けたのは
いくつの時だった?

14歳。

涼二と同じ年だ。

僕は… ゲイだ。

あいつ 俺の知らないところで
たくさん悩んで

あの時も きっと勇気を出して
打ち明けてくれたんだ。

それを 俺は…。

うん…。

短い映像でしたけど すごく この物語の
何て言うんですかね…

「あっ 私もそうかも」とか
思わされたりとか

すごくリアリティーがあるように
感じたんですけど。

そうですね やっぱり 分からない
っていうところから スタートして。

実際やはり 主人公の弥一も
14歳で弟に告白された時から

やっぱり そこに対する時計は
止まっちゃっていたんですけれど

マイクがやって来たことによって
それが少しずつ動き始める。

しかも この物語が
僕が すごくすてきだなと思うのが

何か とても大きな事件が起こって

そのカルチャーを
理解していくわけではなくって

本当に何てことない日常

ごはんを一緒に食べたりとか
散歩をしたりとか

ちょっと かける声の一つ一つ
そういうことが積み重なっていて

そのゲイカルチャーに対する理解
みたいなものが どんどん膨らんでいく。

まずは ここからスタートして

何か こう 理解というか
寛容な気持ちみたいなものに

近づいていってもらいたいなと
思いますね。

続いて紹介する本はですね
ちょっと勇気が出る

まあ 心奮い立つっていうんですかね
そういうような本をお持ちしました。

記憶に新しいですよね。
女子サッカーのワールドカップで。

そうです。 アメリカ代表の

フォワード選手で
いらっしゃいまして

2012年には FIFA世界最優秀選手にも
選ばれた スタープレーヤーなんですね。

この本のもとになった
ワンバックさんのスピーチはですね

2018年に ニューヨーク州にある

バーナード女子大学の卒業式での
講演です。

当時 アメリカでも
大変話題になったスピーチで

勇気をもらえる言葉に
たくさん出会えるスピーチなんです。

実は ワンバックさんは アメリカでは

レズビアンやフェミニズム運動の
オピニオンリーダーとして

すごく積極的に
活躍をしてらっしゃるんですね。

彼女も10代の時はですね

なかなか そういう 自分の
レズビアンであるということを

カミングアウトできず 秘めた恋を
ずっと続けていたんですけれど

それを公表したあとはですね

3人のお子さんを持った女性と恋に落ちて
結婚して

今では 要は3人の子持ち。

彼らからはね ボーナスママって
呼ばれてるらしいですけれど。

では 実際の映像がありますので
その抜粋をご覧下さい。

ハウ イズ イット ゴーイング?
(歓声)

(歓声)

(拍手)

(拍手)

(拍手と歓声)

はい。
アビーさん かっこいい。 かっこいい。

卒業したかったですね。
本当ですね。

一緒に拍手を送りたい気持ちに
なりましたね。

この本の中でも 彼女のメッセージ
特に強いのが何かというと

直接 その同性愛者に対する
擁護というよりは

自分が自分らしく どう生きるべきなのか。

しかも それを一人でやるのではなくて
連帯しようと。

そこが すごくグッときました。

一匹オオカミじゃなくて
オオカミの群れであれっていうのが…。

一人じゃないっていうメッセージにも
感じましたね。

さて 本日3冊目ですが。
はい。

ノンフィクションの作品を
持ってきました。

「子どもと親、生徒と教師の往復書簡」
という副題が付いています。

この本はですね 一貫して
同性愛者を擁護する立場で活動する

RYOJIさんと
文化人類学者の砂川秀樹さんが

共同でまとめた書簡集なんですね。

これから カミングアウトしようと
思っている人

カミングアウトされた側の人 その双方に
読んでもらいたいと作られた本なんです。

そうですね この同性愛者であることを
自覚した方たちにとって

やっぱり 最も繊細な
カミングアウトを巡る

親と子 生徒と教師という
そういう7組19通の

リアルな手紙のやり取りをですね
本にまとめた

すごい生の声がギュッと凝縮した
一冊ですね。

この中から 27歳の息子と55歳の母親の
手紙のやり取りをご紹介いたします。

「あの日… 母さんを飯に誘ったよな。

話がある とも言って」。

何の話?

「って聞かれて
答えられずにごまかして。

騙し討ちみたいで嫌やったけど
電話では言えなかったから。 ごめんな」。

俺 ゲイやねん。

「その言葉を 味も分からへんまま
ぬるくなったサラダの皿に乗せてみた。

キャベツかレタスが答えてくれる
みたいに」。

ほんまに?

「お母さんはあの時
確かに ほんとうは絶望してた。

あの時はただ

『母さん 俺 人を殺してしまった』と
言われたみたいに

怖くて怖くて

あなたが壊れてしまわないように

引き止めるために聞いていた。

もし人生がやり直せるなら

私は
あの日をやり直したいと思うでしょう」。

分かれへんこと 聞いていい?

「怖かった。 あなたが
悪い方に行ってしまうみたいで」。

いつから?

どうしてそうなんか 理由はあるん?

「どれも予想していた質問やった」。

何から話してええか分からんけど…。

「ゲイという少数者がいること。
彼らも同じように権利を有し

その権利は
守られなければならないことを

私は私が受けてきた教育の中で
いっさい学ばなかった」。

もしもし。 はい お世話になっております。

「俺は 男が好きになるように生まれた。

でもそれは小さな違いだけで
俺が幸せになれへんこととは違う」。

失礼いたします。

「母さんや父さんのことを考えた。

もし息子がゲイやったら
それが小さい頃から分かってたら

二人は俺のこと どう思うたやろか?」。

「もしかしたら 無知から 治療の可能性を
考えたかもしれませんね…。

治療などの方法は無いし

そもそも治療することじゃ無いと
私たちは気付けたでしょうか」。

こちら お控えでございます。

「俺は だから話してみたかった」。

♬~

ほなな。 送っていこか?
ううん。

ありがとう 母さん。

♬~

「あの時 本当は泣いてたんやないか?」。

「帰り道 時間をかけながら帰って
スーパーに寄って

インゲン豆をいっぱい入れた肉じゃがを
作った。

それはまだ家にいる頃の
あなたの好物だった」。

(深呼吸)

「時間をかけて
お父さんとお兄ちゃんに話そう。

家族をやり直そうと思った」。

(深呼吸)

「あなたは生まれつき 人生には
ままならないこともあるのだと

学ぶように定められていました。

それはあなたを苦しめたし
生きにくくしたでしょう。

でも
当たり前で無い人生は豊かなんです」。

♬~

「悲しみの前で足を止めるのではなく

どんな世の中でも
生き抜く強さを持ちなさい。

優しく したたかでありなさい。

涙を涸らさず笑顔でいなさい」。

「そして長生きして
世の中が変わるのを見届けなさい」。

♬~

マサくん?
うん。

たまには うちでごはん食べ。
肉じゃが作ったで。

うん。

うん… ええ味や。

♬~

はい。
はい。

お母さんの返事のお手紙
すっごい すてきでしたね。

かなりグッときてしまいました。
そうですね。

何か どのメッセージも

本当に こう 聞いた時の戸惑いから
時間を置いて そしゃくして

その上で 自分の息子にとって
どんな言葉が一番いいんだろうって

すごく悩んだ末に書かれてるように
感じて とても愛を感じました。

やっぱり これこそ
ノンフィクションの力といいますか

実際 これは本を読んでみると

本当に 実際の手紙が
ほぼ そのまま使われているので

ちょっと こう
文章がたどたどしかったりとか

文法が ちょっと変だったりとかも
あるんですけど

そういうものが気にならないというか。

かえって それが 本当の本人の出た気持ち
そのままという感じがして

そこのディテールにもグッとくるところが
あったりするんですよね。

何か 本当に こう 息遣いが聞こえて

その悩んでいる
そういうものも聞こえて。

このタイトルにもあるカミングアウトって
じゃあ なぜ するのかといったら

やっぱり それは ただ伝えようという
義務的なそれではなくて

その伝える相手にとって
より深い絆を求めるから

やっぱり伝えようと思うんですよね。

大切な相手だから受け入れたい
分かりたいっていう その切実さが

愛情に裏打ちされているものということが
ひしひしと伝わってくる

一冊だと思いました。
そうですね。

映像の帯の最後のお母さんのお手紙で

「時代が変化していくのを見届けなさい」
っていう

あれもすごい力強いエールだなと
思ったんですけど

考え方だったり価値観も
本当に広がってるし

私も より こういう本に
ちゃんと出会って ちゃんと読んで

知っていきたいなと思いました。

では この3冊を

「同性を好きになった時に読む本」として
理想本箱に収蔵いたします。

皆さんは
どの本を読んでみたいと思いましたか?

その1ページを開いた時 自分の気持ちに
何か変化をもたらせてくれる

またはヒントを与えてくれるような
そんなきっかけになるかもしれません。

番組では 「こんな時に読む本は
ありませんか?」という

ご質問やお悩みに できるだけ
お答えしていきたいと思います。

それでは あなたと本の
よい出会いがありますように。

♬~

♬~

Source: https://dnptxt.com/

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