出典:EPGの番組情報
NHK地域局発 きらっと新潟「ニイガタLGBTs #ありのままで生きていたい」[字]
視聴者から寄せられた声をもとに、LGBTs(セクシュアルマイノリティー)について考える。「カミングアウトは?」「どう接したら?」当事者4人のゲストと本音トーク!
番組内容
東京オリンピック・パラリンピックの開催などを契機に、LGBTs(セクシュアルマイノリティー)への関心がより高まる中、視聴者が寄せてくれた160以上の“声”をもとに一緒に考える番組。「カミングアウトすべきか迷っている」「どう接したらいいの?」「受け入れられない…」当事者のゲスト4人を交え「誰もがありのままでいられる新潟」を話しあう。新潟駅前に登場した当事者たちの居場所“ミックスバー”にも潜入。
出演者
【ゲスト】動画クリエイター…青木歌音,NPO代表 LGBT社会運動家…松中権,新潟県内のミックスバー店主…たにし,新潟県内の会社員 LGBT当事者…ヨル,【司会】狩野史長ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
ドストエフスキーは社会と
対話した作家ですから
♬~
(一同)ハッピー プライド!
多様性の象徴でもある
レインボーカラーを掲げて街を行進。
LGBTsへの理解を呼びかけるため
先月 北陸で初めて開かれた
プライド・パレードです。
そして この4つ以外の
さまざまな
セクシュアリティーを意味する
複数形の「s」をつけた
性的マイノリティーの総称です。
2019年には 10人に一人が当事者だとする
調査結果も出されました。
じゃあ 私たちの住む新潟では?
バスじゃないですよ~。
今回 番組では 視聴者の皆さんから
LGBTsに関する声を募集。
届いた数は 160以上。
更に 新潟駅前に出来た
新しい居場所にも潜入。
そして スタジオでは
当事者のゲスト4人と共に
頂いた声と 徹底的に向き合います。
今夜 誰もがありのままでいられる新潟を
一緒に考えませんか?
皆さん ようこそお越しいただきました。
今日は よろしくお願いいたします。
(4人)お願いします。
視聴者の皆さんから頂いた
160件以上の さまざまな声。
一緒に議論してくれるゲストは この4人。
初めまして 松中 権と申します。
本名です。
金沢出身でゲイの松中 権さん。
長年 LGBTsの理解促進に
取り組んできた社会活動家です。
皆さん こんばんは。
元男の子の青木歌音です。
トランスジェンダーの動画クリエイター
青木歌音さん。
性別適合手術などの経験を伝える動画が
人気です。
新潟県内からは こちらのお二人。
私は 今 新潟駅前で
LGBTQのミックスバーを営んでます。
たにしといいます。
新潟市在住の当事者 たにしさん。
LGBTsの居場所として
今年4月に
新潟駅前に バーをオープンしました。
レインボーを つけてきましたね。
会社員のヨルさん。
2年前までは
男性になりたいと思っていましたが
現在は 性別を定めない
クイアを自認しています。
まずですね 頂いた声の中で
特に多かった声がありますので
それから ご紹介していきたいと思います。
こちら ポストが… 初めから
ちょっと気になってたかと思いますが
この中に
それぞれの声が入っていますので
紹介させていただきますね。
おお かなりの数が来てますね。
では 早速 これを 1つ。
…ということなんですけれども。
元女の子とか 元男の子とか。
続いての声は 青木さんに。
「理解できない」という声。
青木さんも この表情です。
異常者って…。
どストレートですね。
ああ 多いですよね。
でも 何か ちょっと気になりました 私も。
そうそう そうそう。
かなり率直な声を
頂いたわけなんですけれども
ちょっと こちらの表を
ご覧いただきたいんです。
「セクシュアリティーの4要素」。
LGBTs当事者も そうでない人も
誰にでもあるセクシュアリティー。
この4つの要素で考えることができます。
自分自身の性を
どう認識しているかという「自認する性」。
そして 「からだの性」。
恋愛や性愛の対象である「好きになる性」。
服装や行動などにあらわれる
「表現する性」。
ゲストの皆さんには
この表に マグネットを置いて
自由に説明してもらいました。
例えば 狩野アナウンサーは
自認する性
からだの性
表現する性は 男性。
好きになる性が
女性です。
そして たにしさん。
性別を 男 女と定めない
Xジェンダーの中でも
その時々で自認が移り変わる
不定性という在り方です。
元男の子の青木歌音さんは?
え? え? どういうことです?
ほかの2人は このようになりました。
一口でLGBTsといっても
十人十色
なんですね。
ああ~ 「人間」。
究極の答えですね。
今回は ゲストの皆さんに
事前に同意をしていただきましたが
自分の性的指向や性自認が
勝手に第三者に伝わってしまう
いわゆる アウティングに
つながるおそれがあります。
ワークショップなどで記入を促すのは
控えるようにしましょう。
続いて 当事者からの声もご紹介します。
高校生の時 男性として
扱われたかったというヨルさん。
勇気を出してカミングアウトしたことが
周囲の理解につながった経験を
話してくれました。
今まで ずっと やっぱり
怒られてたんですよね。
すごい。 いい先生たちだね。
そうですね。
でも うれしい それ。
どうですか? たにしさん 実際に。
まあ そうですね。 えっと…。
ヨルさん どうですか?
そうですね。 でも…
一応 実はですね あの~
新潟が まだ理解が進んでいない
っていうことがですね
分かるデータがあるんですね。
ちょっと ご紹介したいと
思うんですけれども。
近所に同性愛者がいたら 嫌悪感を抱くか
という調査がありまして
新潟を含む
北陸ですね
これは なんと
ダントツ トップ。
わあ~
生きづらい!
(笑い声)
めちゃめちゃしんどい。
どうですか? その たにしさんが
今やってる バーっていうのは。
今日は どんな場所なのか 皆さんにも
是非ご覧いただきたいと思います。
新潟駅前にある
たにしさんのミックスバー。
LGBTsを中心とした さまざまな
セクシュアリティーのお客さんが
文字どおり ミックスされた空間で
お酒を酌み交わします。
このお客さんは 新潟市の
パートナーシップ宣誓制度を
利用したばかり。
平日の夜にもかかわらず このにぎわい。
お客さんを引き付ける
独特の居心地のよさがあるみたい。
うんうんうんうん
そうなりますよ。
店主のたにしさんが 自身の
セクシュアリティーを自覚したのは
学生時代。
以来 さまざまなセクシュアリティーの
当事者と対話を重ね
居場所を作る必要性を
痛感したといいます。
いらっしゃいませ。
たにしさんのミックスバーでだからこそ
話せることがある。
そう感じている常連客も
少なくありません。
ゲイの しゅんちゃん。
大学3年生です。
就活を控え
ちょっと悩みがあるそう。
うん。 なるほど~。
いいお店。
ハハハハ いや 本当に。
いや~ 本当に思いましたね~。
ヨルさん どうですか?
お店にもね
何回も お邪魔させてもらってて
本当に居心地がいいお店なんですけど…
ありがとうございます。
当事者の親は どう向き合えばいいのか。
ある母親からの声もありました。
う~ん…。
ねっ 何か それで
命を落としてしまったのは
本当に
あってほしくないことですよね。 う~ん。
なので この親御さんも
その前に 何か悩みを聞けたりとかしたら
よかったんじゃないかとか
いろんなこと考えたんじゃないかなとは
思いますね。
私自身も…
そのころは…
きのせ…? 気のせい。
気のせい。
女の子のこと好きなんて
気のせいだっていうふうに言われて
ああ まだ理解はしてないんだろうなって
思ったんですけど
ただ…
以前 父が
自分の店に遊びに来てくれた時に
同僚の方を連れてきてくれて
そこで あの…
へえ~。 そういうふうに言われたの
初めてだったんですけど…
次が最後の声となります。
(たにし)おいで。 おいで おいで。
シンプルに。
みんなに おいでっていう感じですね。
いるから いっぱい。
…っていう気持ちがあるので。
どうやって変えていこうかって時に…
ウェルカミングアウト。 これも ちょっと
新しい言葉かなと思うんですけれど。
初めて聞きました。
はい。 あっ 実は 私も
今回の これをきっかけに
初めて知ったんですけど。
実は 私が作った言葉なんです。
あっ。
あんまり浸透してないです。 ハハハハ。
でも それって結構大変で やっぱり
周りで理解がなかったりすると
自分 どうしようかな 怖いなと
思ってるんですけど
でも そうすると…
…というのが
ウェルカミングアウトなんです。
ウェルカムだってことを 是非 皆さんが
カミングアウトしてくださいっていう
ウェルカムのカミングアウトっていう
だじゃれなんですけど。
そうですね。
だじゃれを言ったのは だれじゃ~!
…はい。
大丈夫かな…。
なかなか 外からは
どの人がウェルカミングアウトしてるか
分からないと思うんですけれども
何か こう 目印になったりとか
そういうものってあったりするんですか?
チラッ チラッと そこに レインボーの
傘があったりするのが見えてんですけど。
ああ そうですね はい。
話してみたら 割と
「ああ うんうん」みたいな…。
やっぱり こういう機会を
どんどん増やしていく。
それで やっぱり たくさんの方に
知ってもらうっていうところから
何か こう 始めていきたいなと
今日 皆さんの話を聞いて感じました。
今日は 長時間になりましたけれども
本当にありがとうございました。
(4人)ありがとうございました。
(スタッフ)お疲れさまでした。
ありがとうございます お疲れさまでした。
(スタッフ)これから 新潟は
どんどん変わっていきそうですかね。
変えますよ 私が。 フフフフ。
私の理想は…
新潟人っていうだけで…。
変にレッテル貼らずに…
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