出典:EPGの番組情報
フロンティアサーチ カズレーザー×暴走族の元総長たちは今?&職業別怖い話決定戦[字]
カズレーザーが噂の真偽を徹底検証!▼不良で名を馳せた男たちはビジネスでトップを張る!?暴走族元総長の今を調査すると衝撃の結果が!?▼職業別怖い話決定戦!!事故物件(秘)話
出演者
MC カズレーザー
進行 石川みなみ(日本テレビアナウンサー)
ナレーター 小松未可子
怪談師 夜馬裕
番組内容
巷に存在する俄かに信じがたいウワサを嘘か?マコトか?徹底的に検証する衝撃のドキュメント!▼名を馳せた不良はビジネスでもトップを張る?ある有名暴走族の元総長たちをひたすら調査!過去を反省した男たちの意外な共通点にカズレーザー驚愕!?▼事件・事故・心霊…最も怖い体験をしている職業はタクシードライバー!?あらゆる職業5000人から恐怖体験を聞き取り、最恐ネタを人気怪談師がプレゼン!事故物件買取不動産の(秘)実話ジャンル :
バラエティ – お笑い・コメディ
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
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キーワード出現数ベスト20
- ディレクター
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- 調査
- スタッフ
- 恐怖体験
- 職業
- 青砥
解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
<ちまたに流布する
さまざまな噂>
<あなたは その真偽を
真剣に考えたことが
あるだろうか>
<我々の信条は
取材ありきのフィールドワーク>
<あの噂 この噂は 真実か否か>
<噂の真相を徹底調査する
かつてない冒険に ようこそ>
(リポーター) いました いました…
お~っと!
もう 車にバイクを
当てて行きます!
<道を外れるはみ出し者は
いつの時代にもいる>
<彼らにまつわる こんな噂を
一度は耳にしたことが
あるだろう>
<漫画
『サラリーマン金太郎』のように…>
<…する話は 確かに耳にする>
<だが 一度暴走族に入れば
一般的には かなりのマイナス>
<就ける仕事も
限られるのではないか>
<眉唾ものの この噂>
<その真偽や いかに>
<調査に奔走するのは
ディレクター 田中雄大
清野翔太郎>
<ただし 当番組は
不良時代の違法行為などを
決して肯定していないことを
ここに明言しておく>
(カズレーザー) うん。
<我々は 調査対象を
歴史を重ねる暴走族に
絞ろうと決めた>
<狙いは 歴代総長たちを
片っ端から取材し
彼らの現在を明らかにすること>
(石川) 面白い。
<…我々は まず ツテを
探さなければならなかった>
(ディレクター) こんにちは!
(男性) あっ こんにちは。
岩橋さんね。
必ず出て来ますね。
<彼自身 かつて…>
<…の経歴を持つ男>
<ワルの世界に顔が利くため…>
<調査の趣旨を伝えると…>
(岩橋)
神奈川は いいと思いますよ。
多いですからね。
(岩橋)
何せ 暴走族の聖地ですからね。
(岩橋) 相模原地区に…。
…っていうのがあるんですけど。
当時 それなりに…。
あそこのチームは
いいかもしれないね。
<を擁した…>
100人もいたの!
<我々は この相模スペクターの
歴代総長に
じか当たりすることにした>
結構いるね。
で なおかつ 同時に…。
3つの大きな団体を束ねた
連合会があるんだけど
そこの…。
(ディレクター) じゃ もっと1段上の?
(岩橋) うん。
その位置につくだけで もう…。
<最盛期には4000人余りが
結集した歴史を持つ
巨大組織である>
<その 神奈川エリア>
<南関東C・R・S連合會で
トップになった男がいるという>
<巨大組織…>
<2つのトップになった上原は
誰もが一目置く存在だった>
<どうしているのだろう?>
<取材を受け入れてくれれば
フロンティアサーチを
スタートできる>
(岩橋) もしもし 大ちゃん
ごめんなさいね。
あら つかまった?
恐らく 協力してくれます。
<かくして…>
<待ち合わせたのは
神奈川県相模原市>
(ディレクター) おはようございます!
ちゃんと横断歩道 渡る。
(男性) おはようございます!
(ディレクター) おはようございます。
よろしくお願いします。
(男性) お願いします。
ちゃんとした方じゃないですか。
(上原さん) はい
よろしくお願いいたします。
<初対面の印象からは その…>
(ディレクター) 今 僕がお会いすると…。
とんでもないです。
(笑い)
なるほど。
(上原さん)
変わんなきゃいけないなって。
<現在は 妻と2人の子を持つ
42歳>
<彼が今 どんな仕事に
就いているかというと…>
(ディレクター) 胸元にもう 見えてます。
「安全第一 上原企画」。
(上原さん) はい。
(ディレクター) こちらは?
<鳶の会社 その名も上原企画の
代表取締役として
総勢14人の従業員を
率いているという>
うわ~ 立派ですね。
<つまり
ここでも…>
<…に立って
いたのだ>
<だが 暴走族の元総長は
いかにして
今の立場を築いたのか>
(上原さん) 17歳の時には もう
少年院に入ったりして
出て来たのは もう
19歳ぐらいだったんですね。
<その後 浄水器の営業や
トラック運転手など
仕事を転々>
<どれも長くは続かなかった>
(上原さん) どうしようって
困ってた時に
先輩が 俺と一緒に働かないか
っていうことで。
でも…。
っていうところから…。
今に至るっていう感じですね。
20年ぐらい経営してんですね。
<…を数える>
立派なもんですね。
<試みに 今の年商を尋ねてみた>
…ぐらいですかね
まだまだ全然なんですけど。
(ディレクター) いえいえ。
(ディレクター) 学生時代とかは。
はい。
え~…。
(ディレクター) 消えてない!
ハハハ… いまだ 消えてない。
手 出す出さないは もう…。
…と思ってますから。
…ものだと思いますし。
…と思ってます それは。
<21代目総長の人生は
世の噂にたがわず
確固たるものだった>
<ここから…>
(上原さん) 伊藤先輩…。
上の方?
(上原さん)
ちょっと相談していいですか?
<相模スペクターの
17代目総長>
<上原同様
南関東C・R・S連合會の
総会長も兼任した>
<彼は今…>
(ディレクター) 伊藤さんですね。
よろしくお願いいたします!
(伊藤さん) お願いいたします。
<こちらが 総長引退から
27年を経た…>
<そう 伊藤も代表取締役>
<塗装会社 美装桜親を経営し…>
<…なども手掛けている>
<伊藤が会社を立ち上げたのは
39歳>
<紆余曲折あった半生と決別し
過去を深く反省して
仕事に生きると決めたのだ>
<今のところ
噂の信ぴょう性は高い>
<では 次なる総長は…>
あっ 1コ下。
<配下を従え
真ん中にドカンと
座る姿からは
威圧感さえ伝わって来る>
<では…>
(ディレクター) 「麺や六助」。
「六」って入ってる。
(ディレクター) ラーメン屋さんかな。
こんにちは!
(男性) はい!
(ディレクター) すいません!
(六郷さん) 僕ですけど。
(六郷さん) はい…。
(ディレクター) ホントっすか
ありがとうございます。
(ディレクター) ちなみに…。
そうですね。
<出汁にこだわった
澄んだスープのラーメンで…>
<店は 相模原駅前の
集客ランキング第1位に
輝いたこともある>
<六郷は
他にも
5軒のラーメン店と
1軒の焼き鳥店を経営する>
(ディレクター) 年商って
伺ってもよかったりします?
今は…。
…ぐらいですかね。
<驚いたことに こちらも
代表取締役として
盤石の地位にあったのだ>
<続く19代目は
取材こそNGだったものの
車買い取り販売会社を経営し
年商10億円という>
お車は 単価が高いからね。
<20代目は
既に亡くなっていたが
やはり 石材会社で
代表取締役の地位にあった>
<しかし ここから調査は
困難を極めた>
<10代目総長が
解体業で 取締役を
務めていることは分かったが
ご逝去 行方不明
中には 諸事情で
取材できない方もいたのだ>
<諦めかけた その時…>
<幸運にも…>
<…だった人物にたどり着いた>
(ディレクター) こんにちは!
(男性) はい。
(ディレクター) すいません
日本テレビの者なんですけれども。
(ディレクター)
よろしくお願いいたします。
日本テレビの清野と申します…。
(青砥さん) はい。
<今 61歳になる>
還暦超えて。
<…を経営して 既に20年>
<…を抱えていた>
(ディレクター)
こちらの方は どなたですか?
(青砥さん) 俺がやってる時代の
次に頭やってた 「相模」の。
(座間さん) 自分の場合は…。
青砥さんなんかの次の代の頭です
スペクターの。
<青砥は
相模スペクター3代目総長
座間節男にも
声を掛けてくれた>
いかついっすね。
<彼もまた
ザマ自動車販売と保険代理業
2社の代表取締役>
<青砥の年商は
3000万円から4000万円>
<座間は
「大台」とだけ
教えてくれた>
<残念ながら 初代は故人>
<それにしても 調査で出会った
元総長の全てが
代表取締役になっていようとは>
(座間さん) みんな 結局…。
…なんじゃないですか。
(座間さん) …してっていうのも
あるだろうし。
…んじゃないですかね。
<そして 我々は…>
<…の存在を
教えられることになった>
<相模スペクターの同系…>
実質 私らからすれば
もうホントに恵三さんが
神様みたいな感じですね。
<相模スペクター草創期の
総長たちに
ここまで言わせる…>
<早速 アプローチを
試みたところ…>
<恵三の後を継いで…>
<…となり
加々美兄弟の名は
全国に知れ渡ったという>
<我々は まず…>
<訪ねたのは…>
(ディレクター)
すいません お時間頂きまして
ありがとうございます。
(清司さん) とんでもないです。
(ディレクター) 今 加々美さんの
お仕事だったりとかを
お伺いしたいんですけれども。
えっと 本職というか…。
<こうなると 噂もがぜん
真実味を帯びて来る>
<しかも 彼の清掃会社は
驚きの横顔を備えていたのだ>
それをしながら…。
…っていう。
あ~ なるほど。
<事件現場特殊清掃士>
<孤独死や殺人事件などの
現場を
元通りに原状回復する
仕事である>
まずは 行った時に
オゾン器 持ってくの。
(ディレクター) オゾン器。
オゾン器 すっごい臭いだからね。
オゾン器 持ってって…。
で その…。
へぇ~。
(清司さん) そうそう そうそう。
(ディレクター) 何か月も経ってるやつ
へぇ~。
(清司さん) あと 知ってる人の
片付けするのは つらい。
(ディレクター)
知ってる人があったんですか?
(清司さん) あぁ これ あの人
よく使ってたなとかさ。
あぁ これ あの時のあれだなとか
っていうと 手が止まっちゃうよ。
<清司は認定資格を持つ…>
結局…。
…んじゃないですか。
<一方で 自身の名を冠した
飲食店も経営>
<事業は順風らしい>
(ディレクター) 昔のそういう不良の
スペクターの時代の頃の
経験っていうのは
何か関係してると思います?
やっぱり…。
(清司さん) ひとをだましたりとか
傷つけたりとか
そういうことは ない。
(ディレクター) なるほど。
(清司さん) それは 何かやれば
自分に返って来るよ それってね。
<清司は今…>
<…にも取り組んでいるそうだ>
ほ~う。
みたいなお店を…。
(清司さん) 前には
居酒屋スペクターっていって…。
結構 乱用してますね
いいの? 使っちゃって。
<…だと聞いて
案内してもらった>
<これが…>
(ディレクター) あっ なるほど。
(ディレクター) すごい。
(清司さん)
天井も 国旗があったり。
<ここを JAZZスペクター
という名の
ジャズバーに作り替える
予定という>
(男性) うわ… 何だ!
(ディレクター) こんにちは…。
お邪魔しております。
(男性) いきなり… あぁ!?
ちょっと来いよ。
≪久しぶりです≫
(男性) おい…。
ふざけんなよ ねぇ!
<突然 隣の居酒屋から出て来た
この方>
<彼こそ…>
<既に…>
(ディレクター) どうも はじめまして。
(ディレクター) だいぶ飲まれて…。
(恵三さん) 写る?
(ディレクター) 写っております。
写った?
(ディレクター) 写りました。
あざ~ます!
≪昔は怖かったんだから!≫
<ろれつが怪しいので
弟 清司の言葉を借りるが
兄 恵三は…>
(ディレクター) ちょっとお話を
伺っておりまして。
え!?
<紆余曲折を歩んだ男の笑顔は
まるで 子供のようだった>
<調査の結果は ご覧の通り>
<不明の人物も多いが
少なくとも 我々が出会った
元総長は
ことごとく代表取締役だった>
<この噂は
真実に近いのかもしれない>
<フロンティアサーチ 不良編
これにて終了>
あ~ なるほど。
ということで…。
いや そこよりも その…。
そこなんですよ。
最初のほうと 10何代目までの
間が…。
間がもう す~ごい…。
…があるって
おっしゃってましたけど。
つったら 絶対
どっかで腹くくって…。
それでも ちゃんとね…。
やっぱ…。
まだまだ…。
「サムライ」って会社
立ち上げてましたけど。
<事件 事故
さらには怪奇現象と
私たちの身の回りは
恐怖体験に事欠かない>
<だからこそ 囁かれる
こんな噂を
聞いたことがあるはずだ>
<…などが組まれれば
決まって登場するのが
タクシードライバーの
体験談である>
<他にも怖い話を持っていそうな
職業は いくつかあるが
タクシードライバー は
霊的なものに限らず
令和2年に起きた
強盗事件の統計を見ても
犯罪に巻き込まれる
可能性は少なくない>
<根拠の乏しい この噂>
<その真偽を見極めずには
いられない>
<大規模な調査になるため
5人のスタッフを投入した>
<恐怖体験がありそうな職業に
就く人たちに
片っ端から取材を敢行し
同時に インターネットアンケートでも
恐怖体験を募集した>
<…始まった>
俺は。
(ディレクター) 怖い話を体験された
みたいなことって
あったりしますか?
怖いっていうのは。
<だが ある…>
ちょうど15年ぐらい前に…。
(女性) 「今から 実は後ろに
3人 ちょっと乗るから
僕は前に乗っていい?」って
言われて
「大丈夫ですよ」って言って
前に乗って走っていたら…。
(女性)
だから 「えっ?」と言ったら…。
怖いね~!
<強盗に遭ったドライバー>
<だが 彼女の恐怖体験は
これだけではない>
(女性) 犯人が捕まったんですよ。
で 警察から
私 呼び出しがあって。
そしたら その人は実は
タクシーの運転手だったってことで
実は その人
10件ぐらい 何件もやっていて。
<まさか
同業者に狙われようとは>
何で そんなとこ 走ってたんだよ。
<その女性を自宅まで
送り届けると…>
「お金が 今 ちょっと…」。
…ってことで。
(男性) でも 待てど暮らせど
そのお家から出て来なくて。
呼び鈴をそのドライバー
押したらしいんですけど。
(男性) 訳を話したらば…。
…っていうような話なんですね。
<まさに 思い描く心霊話だが
これには続きがある>
続き?
(男性) 中の室内の
カメラはあるんで
映像を確認したらしいんですね。
そしたらば その…。
1人で…。
(男性) やっぱり 嘘じゃなく
ホントにあるんだなって
私も思いました。
<噂通り恐怖体験をした
タクシードライバーは
決して少なくなさそうだ>
<では
他の業種ではどうだろうか>
<漫画喫茶の店員にも
怖い話があるという>
(男性) そのお客さんが
「ナイトパック」っていって
要は 夜中ず~っと
寝泊まりができるパック。
…で入室されたんで。
(男性) よくある…。
(スタッフ) ありますね。
(男性) それ…。
うお~!
(男性)ここに顔があるんですけど。
高いビルだったんで
そのビルの窓から下を見たら
パトカーが めっちゃいて…。
うお~~。
(男性) 捕まって連行されて…。
<続いては…>
(男性) ただ…。
告知事項。
(男性) それで…。
(スタッフ) えっ!
え~。
怖~。
<他にも…>
<…と 取材は
さまざまな職業に及んだ>
<こうして
100を超える職種から
6000近くの怖い話を採集>
<この中で…>
<判定方法は
まず 番組…>
<そして 怪談師が披露する…>
<語り手の…>
<日本最大規模の
怪談コンテスト…>
<…を果たしている>
<体験談3つの書き起こしを
彼に渡し
脚色を一切 排し
どれも 皆
同じトーンで語ってもらった>
<一番怖い話を持つのは
果たして どの職業か>
<まずは…>
(スタッフ) 怖い話 怖い体験って
いうのを聞いてるんですけど。
そうですね 一応 私にも
そういうの ありますね。
(夜馬裕)
タクシー運転手のCさん。
長年 タクシーを走らせていると
何度かは ゾッとするような
怖い体験をしたことが
あるそうです。
一番印象に残っているのは
5年前の秋。
東京の中心部にある
千駄ヶ谷トンネルを
通った時のことだそうです。
夜の6時か7時。
スーツ姿の男性を
タクシーに乗せました。
年の頃は40代 人当たりが良くて
ハキハキとしゃべる
仕事のできそうな男性でした。
たわいのない世間話をしながら
車が千駄ヶ谷トンネルに
差し掛かったんです。
このトンネル 61mしかない
短いトンネルなんですが
実は 東京でも有名な
心霊スポットとして知られています。
1964年の
東京オリンピックで
道路を整備した時に
造られたんですが
工事を急ぐあまり
避けて通ればいいものを
とある寺院の墓地の下を掘って
トンネルにしたそうです。
お墓の下を
通したせいでしょうか
開通当時から
幽霊が出るという噂があって
なんでも トンネルの天井から
ガバっと
女が ぶら下がって現れたり
車の窓ガラスに
ベタベタと たくさんの手形が
付いたりするそうなんです。
とはいえ Cさんは何度通っても
幽霊なんか見たことがないので
単なる噂話くらいにしか
思っていませんでした。
ですから 男性を乗せて
トンネルに入る時も
何も気にしていなかったんですが
中に入った瞬間
後部座席から 「う~!」っと
悲鳴が聞こえたんです。
ビックリしたCさんは
ブレーキを踏んで減速しながら
「どうしました?」って聞くと
男性は
「いいから早く行って!」と
叫ぶように言うんです。
本来は 繁華街へ向かう
予定だったんですが
男性は急に 「やっぱり家に帰る」と
言いだした。
仕方なく 男性の言う通り
自宅へ向かうことになりました。
バックミラー越しに
男性の様子を見ると
うつろな表情で
じ~っと下を向いている。
しかも 小さな声で
「違うんだ 違うんだ
違うんだ 違うんだ」って
ブツブツ ブツブツ
独り言をつぶやいてるんです。
目的地のマンションに着いて
お会計をしている時も
まるで すぐそばに
誰かがいるみたいに
ひどく おびえた様子で
真っすぐ下だけを見ているんです。
そして 「違う 違うんだよ。
俺は悪くない 俺は悪くない
俺は悪くない」。
何度も何度も言いながら
ふらふらと タクシーを
降りて行ったそうです。
その後ろ姿を見ながら
「あぁ こいつ
過去に 何か 人の命を
奪うようなことをやったな」
…って思ったそうです。
しかも 男は その罪をきちんと
まだ
清算していないのかもしれない。
あのトンネルみたいに
「出る」といわれている場所は
人の念や思いが
強く渦巻いているので
後ろ暗い人間が
うっかり足を踏み入れると
つい恐ろしい目に
遭ってしまうのかもしれない。
そう思ったそうです。
<次に 不動産関係>
普通の人たち 一般の人たちが
普段 経験しないことを
我々 日常的に体験してるので。
Bさんは
事故物件専門買取不動産という
何かしらの
トラブルのあった物件の売買
さらには 清掃などをする仕事を
されている方で
中でも よく頼まれるのは
ゴミ屋敷に暮らしながら
何か月も家賃を滞納した揚げ句
最後は 夜逃げをして
姿を消した人の家を
キレイに片付けてほしいという
依頼です。
そういう年季の入ったゴミ屋敷で
依頼を受けて片付けていると
夜逃げしたはずの人を
白骨死体で
発見したこともありました。
ある時
やはり 住人が消えてしまった
ゴミ屋敷の清掃を
頼まれたんですが
その部屋の獣道のゴミを
かき分けても
遺体は出て来なかったので
「あぁ よかった。
ここの住人は夜逃げをしたんだ」と
安心していたそうなんです。
そして
他の場所も片付けようと思って
奥のトイレの扉を
ギィ~っと開けると
「うわ~!」っと叫んでしまった。
そこには 死後1年以上も経った
男性の遺体があったそうです。
恐らくは具合が悪くなって
トイレに入ったものの そのまま
亡くなってしまったのかも
しれません。
警察を呼ぶと 事情聴取や
現場検証が始まるので
作業は いったん中止です。
後日
事件性はないと判断した警察が
遺体を引きあげて ようやく
作業が再開されたんですが
トイレの清掃をしていた
スタッフが
再び 「ギャ~!」って
大きな悲鳴を上げたんです。
一体 何事かと駆け付けると
トイレの奥に
白骨化した右腕だけが
落ちていたんです。
右腕は便座の裏側にあったので
警察が見逃してしまったのかも
しれません。
仕方なく また通報すると
今度は 簡単な事情聴取だけで
警察は 右腕を袋にサッと入れて
帰って行ったそうです。
現場検証の時に
既に 事件性がないと
判断されていたので
たとえ右腕でも
現場に落ちてる
爪とか髪の毛とか
そういうものと
同じ扱いなんだそうです。
へぇ~。
だから 警察からは
「もし ゴミと間違えて処分しても
罪には問われないし
別に構わなかったんですけどね」と
言われたそうです。
ただ Bさん
ふと 思ったんですよね。
この前 現場検証で
警察が遺体を引き取った時
右腕がないなんて
ひと言も言ってなかったな~って。
だとしたら じゃあ これって
一体 誰の右腕なんだろう?
そんなことを考えて
ゾッとした思い出があるそうです。
<最後に…>
自分自身にも影響があった
ある種
害があった 被害があった
ちょっと怖い経験が
あるんですけども。
Aさんが この体験をしたのは
15年以上前 まだ18歳の頃で
家やビルを取り壊す解体現場の
作業員をしていたそうです。
その日の現場は 1階が工場
2階が住居になっている
建物でしたが
中に入ると
ものすごく違和感があった。
Aさんが担当した部屋は
ピンクのカーテンや
雰囲気からして
10代の
女の子の部屋なんですが
壁に張られたポスターや
本棚の漫画は
10年か20年前に
流行ったものばかりなんです。
すご~く生活感はあるのに
雑貨も日用品も
古いものばかり置かれている。
まるで この部屋だけ
時間が止まっているみたいでした。
他の作業員も
気味悪そうにはしていましたが
とはいっても壊すしかない。
Aさんが女の子の部屋で
作業を続けていると
壁に お札が張られているのを
見つけました。
10代の女の子の部屋なんです
普通は お札なんてない。
ギョっとして
思わず作業の手が止まると
窓も開けていない 風もないのに
なぜか お札がペロっと剥がれて
床に落ちたそうです。
まるで
何かの封印が解けたみたいで
イヤ~な気持ちになりました。
それでも 作業は続けるしかない。
そのまま
女の子の部屋を壊していると
今度は 西洋風の人形が付いた
ネジ巻き式のオルゴールが
出て来たんです。
台座の上に人形が乗っていて
それを回すとネジが巻かれる。
手を離すと人形が回りながら
音楽が流れる。
そういうオルゴールなんです。
ただ 何となく
イヤ~な感じがしたので
そこら辺に放って
作業を続けたんですが
誰かが
いたずらでネジを巻いたのか…。
♪~ タラララ ララララ
…って 突然 オルゴールが
鳴りだしたんです。
妙に 寂しくて
キレイな音色だったので
しばらくは 聴きながら
作業をしていたんですが
まるで音楽が鳴りやまない。
かれこれ もう10分以上も
鳴り続けているんです。
Aさんは 気味が悪くなって
「うるせぇな!」って こう
ガン! ガン! ガン!
たたいて
人形を壊しちゃったんです。
後々
でも 少し経って思ったんです。
もしかして 人形が
「この家を壊さないで」って
訴えていたのかもしれないな
そんなふうに
少し申し訳ない気持ちに
なったそうです。
それから数日のうちに
現場にいた作業員に
次々と不幸が降り掛かりました。
1人は鉄柱が崩れて
手の指先がちぎれてしまった。
もう1人は クレーンのフックに
手の指が挟まって
そのまま
指が吹っ飛んでしまった。
Aさん 次は自分ではないかと
怖くなったそうですが
数日間は 何も起きず
過ごしていたんです。
ところが ある日 帰る途中
街中で トラブルに
巻き込まれてしまった。
一方的に因縁をつけられて
キレた相手に 刃物で
足の付け根 太ももの内側を
思い切り
ズバっと切りつけられてしまった。
17針も縫う大ケガで
医者には こう言われたそうです。
「あと1cm ずれてたら
あなたは
死んでたかもしれないよ」。
動脈の すぐそばだったんです。
他の作業員は
不幸にも 指をなくしましたが
人形を壊したAさんは
危うく
命までなくすところでした。
もし これが本当に祟りなら
本気で
命を狙われたことになります。
そう思うと
人が大事に使っていたものって
やっぱり そう簡単に
壊してはいけないのかも
しれません。
<さて あなたは
どう感じただろう?>
<一般審査員50人が下す
判定の行方は…>
<それぞれの職業が持つ怖い話を
3色に色分けし
50人の審査員は
どれが 一番怖かったか
提示する>
<その結果…>
<検証結果は 24票で
解体業の話が選ばれた>
<…であり
断言は差し控えたいが>
<そんな噂は どこまでも…>
<フロンティアサーチ 怖い話編>
<これにて終了>
<この番組は
TVer huluでも
お楽しみいただけます>
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