感動、傑作であると同時に大好きな映画『ももいろそらを』の小林啓一監督が撮った長編第二作。
感動大傑作!!!!!!“ぼん”と“リン”ちゃんのふたりも良いが、なんといっても“べび”ちゃんが最高。
小太りでさえない中年男にして素人童貞。なんというか、他人事ではない。
オタク狩りというか、オヤジ狩りに遭って、意気消沈する姿が切なくて、ホント他人事でない。
正直、よく分からない腐女子単語やアニメかゲームのキャラクターの仕草がバンバンと出てくる。それなのに、映画と違ってそっち方面にはまったくの素人の私でも、なんとなく意味が分かった。
実生活にはなんら益をもたらすことのない、映画好きとアニメやゲームにはまってしまった者同士が共鳴したのだろう。
まるで、ベルイマンの『秋のソナタ』に出てくる、イングリッド・バーグマンとリヴ・ウルマンのなじり合いを彷彿とする、“ぼん”と“肉便器”の舌戦が凄絶。
ダレきった“ぼん”と“リン”の妹たちも可笑しかった。
とにかく、すべては理解できなかったが、びんびん響く1本だ。
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