映画「フライト・ゲーム」を見たリーアム・ニーソン扮するアル中の航空保安官(飛行機版の鉄道警察官みたいなものか)が、搭乗した国際線飛行機の中で殺人予告のメールを受け取った。
1億5000万ドルを指定する口座に振り込め。さもなければ、20分ごとに乗客をひとりずつ殺していく。
メールには脅迫文といっしょに、さっきまで保安官がトイレに入ったことが書き込まれていた。犯人は乗客の中にいる。脅迫は本物なのか、それともイタズラか。
疑心暗鬼の中で、最初の死人が出た。
機内のどいつも、こいつも怪しい奴らばかりだ。
乗客ばかりでない。搭乗員たちもどうだか分からない。
そう言う保安官も、見てるこちら側からすると、怪しいものだ。
そして、二人目の犠牲者が出る・・・・
最後まで、ハラハラどきどきで、面白かった。
いつのまにか、アクション俳優になってしまったリーアム・ニーソン。本作でも狭いトイレだか洗面所での格闘シーンが見せ場のひとつだ。
アクションだけでなく、主人公の陰の部分もきちんと演じているので、作品にぐっと深み、感動が増した。
全編ほぼ飛行機の中だけなのに、ピンと張りつめた緊張感が途切れることがない。
1時間47分という長さも最適
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